レンタルオフィス「METSオフィス」運営責任者のオバタです。

コロナ不況下でオフィスを解約するという決断をされる方がいらっしゃる中、法的な問題でオフィスを完全に無くすことはできないという事業を営んでいる起業家の方もいらっしゃいます。

賃料を大幅カットしようとした場合、大抵は現状のサービスと同等というわけにはいきませんが、特定の条件を満たせないことを許容するだけで賃料を大幅に削減することができるかもしれません。興味がある方はぜひ目を通してみてください。

東京都内のレンタル/シェアオフィス平均賃料例【2021】

PRタイムズで紹介されていた「東京の100坪以下小規模オフィスの募集賃料データ」にレンタルオフィス・シェアオフィスの平均募集賃料の項目があったのでまずはそちらを一部引用しつつシェアさせていただきます。

通常、事務所などでは「坪単価」を基準とした価格が一般的に用いられますが、当データでは「一人あたり」の単位となっています。(シェアオフィス賃料を含むため、該当エリアの一般的なレンタルオフィス賃料より低めになっていると思われます)

都心で著名な住所地でも安いところに移転することで大幅なコストダウンが見込めるはずです。エリアごとのコスト感をなんとなく把握されているという方も念の為今一度ご確認ください。

新宿区 : 約51,567円
中央区 : 約64,218円
渋谷区 : 約79,868円
豊島区 : 約45,670円
千代田区: 約81,582円

※一人当たりの平均面積は3.03m2

オプションによる価格差例(一人あたり)

小規模レンタルオフィスでも基本的にはオフィス家具は全室備え付け、受付有りが当たり前の時代ではありますが、受付なしの条件のオフィスは賃料を最大で約50%下げられる可能性があるようです。

事業の特性上、どうしても拠点となるオフィスが必要でバーチャルオフィスに切り替えたりできない場合は、受付なし&家具なしといった条件で探してみると良いかもしれません。(※弊社が運営するMETSオフィスは一部のみ受付がない拠点はありますが、基本的にオフィス家具は備え付けとなっております。)

受付あり : 約75,566円
受付なし : 約38,861円
家具あり : 約73,808円
家具なし : 約52,532円
ラウンジ有: 約72,531円
ラウンジ無: 約40,941円

コロナの影響で小規模オフィスの賃料に変化はあったのか

こちらは都内に限定せずに調査してみたところ、全国的に見れば、立地によってはやむをえず…というパターンはあるようでした。普段と変わらない賃料設定であっても、空きが複数あるようなレンタルオフィスであれば借り手側からの交渉の余地はそれなりにあるのかなという印象です。

運営事業者の目線で考えれば値下げしてでもテナントさんに入ってもらったほうがありがたい場合はあるので、少し安くなれば借りられそうなら無理のない範囲で賃料や初期費用の交渉をしてみても良いと思います。

転貸(オーナーからビルやフロアを借りて)のレンタルオフィスは今回のコロナ不況に耐えきれず撤退する拠点もあるかもしれません。拠点閉鎖リスクを気にする方は選定時気をつけるようにしてください。

まとめ

できれば今のオフィスを使い続けたいけれど、コストを可能な限り削減したい。そうした声を耳にする機会は残念ながらこのコロナ禍において増えてしまっています。中には個室からバーチャルオフィスに移転される方もいらっしゃいます。

最近はテレワークや在宅勤務から従来通りの働き方に戻す企業がちらほらと出始めていたり、ワクチンの普及状況やその後の展開次第でもありますが、社会全体としてはなんとかして元の生活を取り戻そうという流れになっているように感じます。

主に個人~小規模事業者を対象としたレンタルオフィスサービスを運営している身としては、1日でも早く起業家の方々のビジネスが好転するよう願うばかりです。

弊社が運営中のMETSオフィスでは、東京都内の新宿区や中央区で格安のレンタルオフィスをお探しの方からの相談を随時受け付けております。オフィスサービスに関して何かお困りの際にはお気軽にご相談ください。

引用・参考URL:
PRタイムズの記事: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000081556.html
SOHOオフィスナビ: https://sohonavi.jp/